「靖國櫻と靖國相撲」
<平成15年4月9日・11日撮影>
<前篇・靖國櫻>
遅めの櫻を観賞した翌々日。
靖國神社の相撲を鑑賞する。
長年、靖國の行事に接してきた私ではあるが「奉納相撲」に接するのは、はじめてのことであつた。
なにやら、なんといふか相撲となるといまいち勝手が違ふ。
第一、力士の名前と顔が一致してゐない。
これでは、どうにもならないだらう。
ただ、場の空気を樂しむために、何となくの氣樂さで私は相撲場で微睡んでゐた。
ちやうど、「相撲甚句」をやつてゐた。
このあと、櫓太鼓實演を目の當りにしてから
「十枚目」−「靖國神社権宮司挨拶」−「幕内土俵入り」−「横綱土俵入り」−「貴乃花親方土俵入り」
などを見聞し、力士の取り組みを鑑賞。
迫力さが傳はり、そして本番にはない愉しさを垣間見る。
特に「旭鷲山」關の豪快なジャンプや「高見盛」關のパフォーマンスなどは、会場のどよめきを誘つてゐた。
結構なお客樣。 この相撲場は6000名收容可能だとか。 私は晝過ぎに到着。 正面は陣取れず西側からの鑑賞。 |
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東幕内の土俵入り |
西幕内の土俵入り |
横綱・武蔵丸關土俵入り |
横綱・朝青龍關の土俵入り (西横綱だから西で鑑賞してゐる私側では 背中側になつてしまふ。だから退場シーン) |
貴乃花親方・土俵入り 觀客の2割ほどが親方目當てだつたらしく 親方の出番が終はると共に「退出」して行つたのには 相撲ファンならずとも、ショックだつた・・・。 |
誰かと誰かの取り組み(笑) 御免なさい。力士の顔と名前が一致しないのです。 |
こちらはお馴染みの高見盛關。 |
西側の力士たち・・・ |
取り組み・・・ |
なかには、氣さくにサインを書く力士も |
こちらは押し出す横綱・朝青龍關と 押し出される栃東關 |
ファンに囲まれ、驅拔ける朝青龍關 |
相撲のことはわからない。
ただ、ここは靖國神社。
東西の横綱はハワイ出身の武蔵丸關とモンゴル出身の朝青龍關。
日本國の為に殉じられた靖國の御祭神達は、この相撲界をどう御覧になられただらうか。
ただ、それだけのことを感じてしまつた。
貴乃花親方の土俵入り披露ががをはるとともに、帰路についた多くの觀客達の事を思ふと共に・・・。
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なほ、掲載写真に対して肖像権の問題が發生する可能性があるかもしれません。
私としては「靖國神社で奉納された相撲」の模様を「靖國神社」での情景を傳へることを目的とする「私のサイト」内で掲載してゐるだけであり、個人の肖像権を侵害するつもりは御座いません。
ただ、關係團體等が、掲載を不可とされるばあひは早急に撤去致しますので、御一報下さればさいはひです。
管理人・伊達青衝
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